平成28年に出生数が100万人を切り、94万1,000人になりました。婚姻数が減少し続けており、5年前と比較すると婚姻数は約5万4,000件減少し、5年前の91.8%となりました。出生数は5年で8万9,000人減少し、5年前の91.4%です。わが国の場合、婚姻数の減少が出生数の減少と連動しています。この減少傾向が続けば、数年以内に出生数が90万人を切ってしまいます。
一方、死亡数は年々増加しており、134万4,000人で前年より3万6,000人増加しました。そのため自然増減数は40万3,000人減で、わが国は死亡大国になってきています。
(2018年2月号 日本産婦人科医会報)
(吉村 やすのり)