総務省の発表によれば、2020年1月1日現在の日本人は1億2,427万1,318人と、前年から50万5,046人減少しました。減少幅は、1968年の調査開始以来最大で、11年連続で減少しています。一方、外国人は7.5%増えて、過去最多の286万6,715人となっています。15~64歳の生産年齢人口は、日本人全体の59.3%と、3年連続で6割を切って過去最低を更新しています。
(2020年8月6日 読売新聞)
死亡数と出生数の差の自然減は、51万1,998人で減少幅は過去最大です。都道府県別に人口の変化をみると、日本人が前年に比べて増えたのは東京、神奈川、沖縄の3都県だけです。残る44道府県は減少しています。日本は人口が首都圏に偏り、地方は若年層が流出する構図が長く続いてきています。出生率の低い東京への一極集中が、国全体の少子化を加速させています。
(2020年8月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)