新型コロナウイルスの感染拡大による利用控えにより、介護事業所の経営が悪化しています。第3波とも言われるいま、利用控えがさらに広がる懸念があります。(流行前と比較して)悪くなったとの回答は、全サービス平均で47.5%に達しています。通所リハビリテーションで80.9%、通所介護で72.6%が悪くなったと答えています。
自主的に利用を控え利用者がいた事業所は全体の81.7%にのぼっています。その理由は、家族が感染を不安に思ったが78.2%で最も多く、利用を制限した事業所は8.1%、休業したのは7.3%に過ぎませんでした。感染防止のための利用制限が広がっています。しかし、6月以降は少しずつ持ち直す傾向がみられています。厚生労働省は、感染防止対策を実施した事業所が受け入れを再開したことが要因と分析しています。
(2020年11月29日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)