休校・休園で困っていること

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地で休校・休園が続き、多くの子どもたちがふだんとは違う生活を強いられています。子どもの心身の状態を心配する親も多くなっています。病児保育に取り組む認定NPO法人フローレンスが、保護者に休校で困っていることや心配していることを尋ねたところ、運動不足やストレスなど子どもへの影響を挙げる声が多くなっています。
文部科学省は、今月9日、休校中の過ごし方について、風邪の症状がないことなどを前提に、屋外での運動や散歩を妨げないという見解を示しています。当初、基本的に自宅で過ごすよう指導をしていましたが、公園に行ってもいいのかなどの問い合わせが相次ぎました。そのため、運動不足やストレスを解消することも大切として、ジョギングや縄跳び、校庭・体育館の開放を否定しないことにしました。沖縄県や富山市、静岡市などでは、小中学校などの授業が再開されています。慎重な感染対策が必要なことは当然ですが、子どもの重症化の報告は少ないことからも、地方自治体での判断により授業や公式行事が再開されても良いと思います。

(2020年3月17日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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