リクルート住まいカンパニーの調査によれば、首位は4年連続で横浜でした。徒歩圏内に商業・オフィス機能が集中する利便性が評価されており、コロナ禍でも強さが目立っています。浦和が8位に上昇するなど、さいたま市の駅がトップ20に3つ入り、人気となっています。
横浜、恵比寿、吉祥寺など上位の順位は前年と変わりませんでした。神奈川県では、横浜に加え隣駅の桜木町(20位)なども人気でした。狭いエリアにオフィス・商業・行政施設がそろい、コロナ下で非常に注目されています。台風被害が大きく、前年は20位に順位を下げた武蔵小杉は14位でした。
埼玉県では、さいたま新都心(15位)や和光市(33位)なども上位にランクインしています。交通利便性に加えて地元の魅力が再認識され、東京都内に住みたいと考えていた県民の評価が高まっています。千葉県では19位の舞浜が最高で、船橋(22位)、柏(23位)が続いています。
(2021年3月9日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)