リクルートの発表によれば、首都圏で住みたい街の首位は、5年連続で横浜市でした。2位は吉祥寺(東京都武蔵野市)、3位は大宮(さいたま市)と続いています。新型コロナウイルスの影響が続く中で、生活しやすい地域に人気が集まり、千葉県を含めた東京周辺部の人気が目立っています。
首位の横浜は西口の再開発が一段落し、隣駅の新高島駅周辺も開発が計画され、利便性が一段と向上しています。2位の吉祥寺は、散策しやすい街並みなどが東京23区に居住する人などの支持を集めています。3位の大宮は東京都心部へのアクセスに優れ、同様に5位の浦和(さいたま市)も順位を上げています。千葉県では、子育て世帯に人気の流山おおたかの森(流山市)で、ポイント上昇幅がトップとなっています。
近場の観光地として有名な川越(埼玉県川越市)や鎌倉(神奈川県鎌倉市)などの上昇も目立ち、来訪時に居住環境の良さなどが再認識されています。反対に飲食店や繁華街が広がる地域は順位を下げています。恵比寿(東京・渋谷)は2位から4位、中目黒(東京・目黒)は10位から12位となっています。
(2022年3月4日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)