保育中の事故の増加

内閣府の調査によれば、全国の保育所や幼稚園、認定こども園などで2018年に起きた事故が、1,641件に上っています。このうち子どもが死亡したケースが9件でした。死亡事故のうち、6件は保育士数など一定の基準に満たない認可外施設で発生しています。状況別では、8件が睡眠中に亡くなっており、うち2件がうつぶせ寝でした。
政府は保育の受け皿整備を進め、10月からは幼児教育・保育の無償化も始まります。事故件数そのものも増加傾向が続いており、子どもの安全確保が急務となっています。死亡を除く1,632件のうち、81%が骨折です。意識不明になったケースが13件もありました。発生場所は認可保育所が892件で最も多く、放課後児童クラブ(学童保育)が420件と続いています。

(2019年8月7日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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