国内では、自立して生活できる健康寿命が、男女ともに右肩上がりとなっています。厚生労働省によれば、2019年の健康寿命は男性は72.68歳、女性は75.38歳です。10年比でそれぞれ2.26歳、1.76歳延びています。
健康寿命の延伸などを背景に65歳以上の就業者数も年々増えています。労働政策研究・研修機構が60~69歳の5,000人を対象に実施した調査によれば、働く理由としては、経済上の理由が76.4%と最多になっています。生き甲斐、社会参加のためは33.4%、時間に余裕があるが22.6%と続いています。
(2023年7月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)