日経新聞社は、全国の20~40代の独身男女に結婚に関する意識調査を実施している。結婚をしたいと考えている人は、「早くしたい」「いずれはしたい」「相手が見つかればしたい」を合わせると、女性は71.1%、男性は68.2%と、いずれも7割前後の人が結婚への意識が強い。結婚したい理由としては、人生や生活を共にするパートナーが欲しいが8割を超えている。女性で次に多かったのが経済的な安定を得たい。周囲を安心させたい、子どもが欲しいが続く。男性は子どもが欲しいであった。
一方で、婚活に関心がないとの答えは男女とも6割を超えていた。関心がない理由としては、婚活までして結婚したいと思わない、必ずしも結婚しなくても良いが挙げられ、他人と生活するのが面倒と答える女性も多い。女性にとって、積み上げてきたキャリアを続ける意識があるが、価値観が合う人を見つけるのは難しいというのが本意かもしれない。初婚年齢はますます晩婚化の方向に進み29.3歳であり、10年で1.7年も上昇した。
Ⅱに続く
(2014年10月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)