月経随伴症状の就労への影響
月経による不調で休暇を取得した人は、有給休暇が11.9%、無給の休暇が5.6%、生理休暇が4.6%と、全体で22.1%にとどまりました。直近3か月間以内に月経随伴症状による不調で仕事を休んだ日数をもとに、年間の日数を算出したところ、正規雇用は平均7.1日、非正規雇用では平均9.4日という結果となりました。
一方で、月経随伴症状があっても休んだことはないと回答した人は77.9%にのぼりました。その779人のうち、95.8%が月経により仕事のパフォーマンスに影響があると回答しています。さらに、月経がない時の仕事のパフォーマンスを100点とした場合、月経がある時は平均59.8点にとどまり、40.2%のパフォーマンス低下が認められました。加えて、年間で月経随伴症状により仕事に影響を受ける日数は、正規雇用では平均18.7日、非正規雇用では平均18.2日という結果となり、就労への負担が大きいことがうかがえます。
(女性のための健康ラボ Mint⁺)
(吉村 やすのり)









