虐待の世代間連鎖
虐待は世代を超えて受け継がれます。小さい時期にDVを受けたり、また胎児期からの色々な虐待ストレス、DVストレスもあり、親になると我が子に虐待やネグレクトを繰り返します。繰り返す確率は3分の1と言われています。3分の1は、自発的治癒力であるレジリエンスを獲得し回復して元気になります。しかし、残りの3分の1は、ストレスがある時に虐待してしまいます。この人たちを回復させないと、結局悪循環、負の世代間連鎖が繰り返されてしまいます。
(「周産期から見つめなおす児童虐待:アタッチメント障害の脳科学」)
(吉村 やすのり)