文部科学省の調査によれば、公立中学校と高校の9割が、2019年度以降に校則を見直しています。不合理な内容を含んだブラック校則が問題視されたことなどから、文科省は校則の積極的な見直しを求めていました。文部科学省は、校則の見直しに必要な手続きを定めた上、学校のホームページなどで公表するよう促していますが、実際に行っていた学校は43.8%にとどまっています。
校則を見直した学校は91.1%です。見直した内容は、多い順に制服や体操服など服装に関することが89.7%、頭髪や化粧が62.5%、スマートフォンやカバンなどの持ち物に関することが36.1%でした。

(2025年7月3日 読売新聞)
(吉村 やすのり)