公立学校における女性管理職

公立小中高校などの女性管理職(校長、副校長・教頭)は、2018年度に1万2,170人と全体の17.5%を占め、人数、割合ともに5年連続で過去最高を更新しています。女性の校長は4,837人、副校長・教頭は7,333人に上っています。それぞれ5年前に比べて3%増、20%増です。
国は2020年度までに女性管理職を20%以上にする目標を掲げていますが、今のままいけば達成は可能です。小学校では教職員に占める女性の割合が6割を超え、中高でも3~4割程度です。しかし、管理職希望の教員自体が少なく、男性が29.0%に対し、女性が7.0%と低い状況にあります。女性は家事などを担う人が多く、管理職を敬遠する傾向があります。働き方改革を進め、家庭生活を大事にしながら、管理職を務められる環境を整備すべきです。

(2019年1月24日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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