内視鏡による耳手術

内視鏡を使った耳の手術が増えています。日本耳科学会の2016年の調査によれば、耳の手術を多く扱う全国の医療機関の3割ほどでしか行われていませんでしたが、2018年には7割に増えています。顕微鏡を使ったこれまでの手術より体への負担や痛みが少なく、手術をためらっていた人も受けるようになっています。最近では、穴が空いた鼓膜を再生する新手法にも内視鏡が使われています。聴力が低下すると認知症の症状が進みかねません。内視鏡手術を導入したことで体への負担が減り、手術を受ける患者が増えてきています。

(2019年12月18日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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