出生数は2021年に過去最少の81.1万人となりました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で結婚や妊娠が減り、2022年もコロナ禍が続き、出生減に歯止めがかかっていません。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率も、2022年は1.27前後になると思われます。
2022年1~6月の出生数は36万7,232人と前年同期比で5.0%減っています。外国人を含む速報値でみても、1~9月の累計は59.9万人と前年同期を4.9%下回っています。2022年の出生数が80万人をきることは確実です。過去10年の平均減少率は年2.5%ほどで、ペースは2倍に加速しています。
(2022年12月2日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)