加齢によるエネルギー消費量の変化

筑波大らの研究チームによれば、人が1日に消費するエネルギーの総量を年代ごとに分析したところ、中年太りが気になる40~50代にかけてもエネルギー消費量は衰えず、ほぼ一定となっていたとの意外な結果が報告されています。中年期にウエスト周りが大きくなってしまう理由は、エネルギー消費量だけでは説明がつきません。
研究チームは、日本を含む29カ国の生後8日から95歳の6,600人超を対象に、生命維持に最低限必要なエネルギーのほか、日常生活で消費する分を加えた1日の消費エネルギーの総量を調査しています。10代後半で最も多く、男性は平均3,415㎉、女性は2,480㎉でした。10代後半から30代初めごろにかけていったん減少するものの、30~50代では男性は約3千㎉、女性はピーク時と同水準で横ばいとなります。60代に入ると1年ごとに0.7%ずつ減少しています。

(2021年8月13日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

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