日本経済新聞らの調査によれば、卒業生が企業で活躍している大学ランキングで、一橋大学が首位でした。調査は各大学の卒業生について、行動力、コミュニケーション能力、知力・思考力、成長力の4つの分野で評価しています。
一橋大学では、2023年に72年ぶりに新学部であるソーシャル・データサイエンス学部を設置するなど、ビジネスや社会の課題を解決する人材の育成を重視しています。総合2位は上智大学で4分野とも高水準で、毎年約600人の交換留学生が在籍していることもあり、語学力にたけているなどグローバル人材輩出への評価が高くなっています。総合3位は名古屋大学で成長力では2位でした。
採用を増やしたい大学ランキングの首位は金沢大学でした。留学生との交流で培われた語学力などが評価されました。グローバル教育を掲げ、交流協定校は62カ国・地域に約250あります。2位は千葉大学で、柔軟性や発想力を評価する声が目立っています。注目している大学ランキングの首位は芝浦工業大学でした。
（2025年6月11日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
