法務省の司法試験委員会は、6日に今年の司法試験の合格者を発表しました。3,082人の受験者に対し、合格者は1,403人でした。受験者は前年から342人、合格者は18人減り、法科大学院修了生の受験が始まった2006年以降でいずれも最少を更新しています。
合格率は、前年から4ポイント増の45.52%でした。合格者は男性1,014人、女性389人で、平均年齢は28.3歳です。最年少は18歳、最年長は68歳でした。合格者のうち、法科大学院の修了生は1,008人で前年から39人減り、合格率は37.65%でした。合格者が100人を超えたのは、京都大、東京大、慶應大、早稲田大の4校でした。
一方、法科大学院を修了せずに受験できる予備試験を経た合格者は395人で、前年から21人増えています。合格率は過去最高の97.53%に達し、修了生を大きく上回っており、優秀な学生が予備試験ルートを選ぶ傾向が続いています。
(2022年9月7日 読売新聞)
(吉村 やすのり)