国立社会保障・人口問題研究所の研究グル－プは、同性婚の法制化についてアンケ－ト調査を実施しました。その結果によれば、同性同士の結婚の法制化に賛成、やや賛成の人の割合が半数を超え、51.1％に上ったとの調査結果を発表しました。調査は、3月全国で無作為に選んだ20歳～79歳の男女2600人を対象に行い、1259人から回答が得られました。
回答の内訳は賛成14.7％、やや賛成36.4％、やや反対25.4％、反対15.9％でした。男女別でみると、賛成と反対の割合は女性の方が高く56.7％、男性は44.8％でした。20代は71.6％と非常に年代が上がるにつれて反対が増えました。若い世代では誰にも平等に結婚する権利がある、愛し合っていればよい、という意見が多くみられましたが、50代以上では伝統的な家族のあり方が失われるといった意見が増え、世代間の隔たりが浮き彫りとなりました。
（2015年11月29日 長崎新聞）
（吉村 やすのり）
