周産期医療-Ⅳ

周産期医療の体制

周産期母子センタ-は、施設の状況により総合ならびに地域周産期母子医療センタ-に別けられて認定されている。地域周産期母子医療センタ-は、周産期にかかわる比較的高度な医療行為ならびに24時間体制での周産期救急医療に対応する。総合周産期母子センタ-は、よりリスクの高い妊娠に対する医療及び高度の新生児医療が行える施設で、地域の周産期医療システムの中核として他の周産期医療施設である診療所や病院と連携する。総合周産期母子医療センタ-は、母体胎児集中治療室・妊婦の集中治療室であるMFICUを6床以上、新生児集中治療室・未熟児・新生児専用の集中治療室であるNICUを9床有するなどの施設基準を満たし、産科病棟および新生児病棟を備えている。平成27年度現在、全国で104箇所の総合周産期母子医療センタ-、292箇所の地域周産期母子医療センタ-が設置されている。

(吉村 やすのり)

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