日本たばこ産業(JT)の調査によれば、国内の2018年の喫煙人口は、1880万人と10年前に比べて約3割減少しています。喫煙率も18%と約8ポイント下がっています。健康志向に加えて相次ぐたばこ増税を受けた値上げや、全面禁煙の飲食店・商業施設が増えたことが理由とみられます。
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、東京都では飲食店などを禁煙とする受動喫煙防止条例が昨年に成立しました。たばこを吸う人を取り巻く環境は、いっそう厳しくなります。最近では周囲に配慮して、紙巻たばこに比べて、煙や臭いが少ない加熱式たばこを吸う人も増えています。
(2019年1月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)