人事院の発表によれば、2020年度の国家公務員総合職試験の合格者数が1,717人で前年度比81人減でした。出身大学別では東大が249人でトップでした。東大の合格者数は、1988年度以降で最少で、全体に占める割合も14.5%と前年度比2.6ポイント減少しています。待遇の良い民間企業に東大生が流れていると考えられています。
大学別では京大131人、早大90人が続いています。女性は511人と合格者全体の29.8%で、過去最高だった前年度を1.7ポイント下回っています。試験の申込者数は、現行の試験制度では最少の1万6,730人で、競争率は9.7倍でした。
(2020年8月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)