国際観光旅行税とは出国税ともいわれ、来年の1月7日より、日本を出国する人から、1人1回1千円を航空運賃や船舶の運賃に上乗せして徴取することになりました。出国者の4割を占める日本人も対象です。航空機の乗員や、入国後24時間以内に出国する乗り継ぎ客、2歳未満の子どもは対象外です。
政府は、東京五輪が開かれる2020年の訪日客を2017年より4割多い4千万人に、30年には6千万人に増やす目標を掲げています。そのためこの出国税を、快適に旅行できる環境の整備、海外への情報発信の強化、観光資源の整備による満足度向上の3分野に使います。
(2018年1月31日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)