大阪母子医療センター主催の地域医療連携研修会で、「わが国の少子化を考える―子育てから始まるまちづくり―」と題して特別講演をさせていただきました。
少子高齢化社会にあって、児童虐待は増加し続けています。児童虐待には、産前・産後うつが深くかかわっています。育児や子育ての不安やストレスが産前・産後のうつにつながります。児童虐待を防ぐためには、母子の健康を守るための産前・産後のケアが重要となります。
経済的基盤や雇用の安定とともに、子育て環境の充実がわが国の喫緊の課題であることをお話しさせていただきました。多くの産婦人科医・小児科医にお集まりいただき、有意義なひとときを過ごすことができました。
(吉村 やすのり)