地球の温暖化

国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、地球温暖化が現状のまま進めば、早ければ2030年にも世界の平均気温が産業革命前より1.5度上昇するとの報告をまとめています。1.5度上昇すると、氷床の融解などによる海水面の上昇が、2100年までに最大77センチに達するなどと深刻な影響を指摘しています。地球温暖化対策の国際ルールであるパリ協定は、産業革命以降の気温上昇を2度未満、できれば1.5度未満に抑えることを目標にしています。各国はパリ協定に基づき、2030年までの温室効果ガスの排出削減目標を定めていますが、すべて達成されても、気温上昇は2度を大幅に超えるレベルです。
報告書は1.5度上昇した場合と2度上昇した場合の影響を比較しています。例えば海水面の上昇では、1.5度の場合は2100年までに、1986~2005年の水準に比べて26~77㎝上昇すると予測しています。2度上昇だとさらに海水面は10㎝高くなるといい、影響を受ける人は、最大1千万人多くなるとしています。生態系については、1.5度上昇では昆虫の6%、脊椎動物の4%、植物の8%の種が生息域の半分以上を失います。2度上昇だと脊椎動物や植物でその2倍に、昆虫ではその3倍に影響が広がります。サンゴの生息域も1.5度上昇で70~90%が消失し、2度上昇では99%以上が失われるとしています。

(2018年10月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。