文部科学省と厚生労働省によれば、2025年春に卒業を予定する大学生の2月1日時点の就職内定率が前年同期比1.0ポイント増の92.6%でした。新型コロナウイルス禍前を上回り、1999年度の調査開始以来で過去最高となりました。人手不足を背景に企業の採用意欲は高く、学生優位の売り手市場が顕著になっています。
2月時点の内定率は男子が91.6%、女子が93.8%でいずれも前年比1.0ポイント増えています。文理別では、文系が同0.9ポイント増の92.7%で過去最高、理系が同1.7ポイント増の92.4%でした。地域別で最も高かったのは関東で、1.4ポイント増の95.9%でした。

(2025年3月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)