大学イメージランキング

日本経済新聞社らの企業の人事担当者に聞いた大学イメージランキングでは、京都大学が1位となり、10位までのうち9校を国立大が占めています。採用を増やしたい大学では地方の学校が目立っています。調査では、各大学の学生のイメージについて、行動力、対人力、知力・学力、独創性の4つの項目で評価しています。
総合ランキング首位の京都大学は、知力・学力と独創性で1位となっています。京都大学は、専門性に加え、社会科学や自然科学の幅広い基礎知識を身につけ、物事を多面的に考えられる人材の育成に力を入れています。教養教育を担う組織である国際高等教育院が少人数の授業を通じて、学ぶことの楽しさや意義を実感できる機会を提供しています。
総合2位は、名古屋大学、3位は名古屋工業大学で、名古屋大学の学生に対しては、中部圏へ貢献したいという思いが強い、地元志向が強いといった声があがったほか、名古屋工業大学の学生については実直な姿勢を評価する企業が多くなっています。

採用を増やしたい大学ランキングの1位は岩手大学でした。行動力への評価が高く、企業からは、課題を解決しようとする執念や積極的に学ぶ姿勢があるなどの意見が集まっています。2位は豊橋技術科学大学、3位は高知工科大学が入っています。上位11校のうち8校が首都圏以外の大学でした。

注目している大学ランキングでは、東京理科大学が1位でした。理学・工学・薬学などの分野に強みを持つほか、足元ではデータサイエンス分野の教育に力を入れています。

(2022年6月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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