実用英語技能検定(英検)やTOEFLなど民間の英語資格検定試験を入試に活用する大学が増えてきています。文部科学省の調査によれば、全体の43%の大学が活用しており、2年前に比べて7.2ポイントも上昇しました。しかし、一般入試への導入は6.3ポイントにとどまっています。
推薦入試に活用する大学は29.2%で、前回調査より1.4ポイント増え、書類審査や面接で選考するAO入試では24.2%で5ポイントも増加しています。民間試験を活用する理由としては、64.2%の大学がグローバルな意識の高い学生を確保するためと回答しています。その他入学者に求められる能力が測定できるから、テスト結果の国際的通用性があるからなどが理由となっています。文部科学省は民間の英語試験の活用を促しており、受験料の補助など支援策も検討しています。
(2016年3月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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