大学卒業までの教育費

子育て世帯にとってマイホームの購入と並ぶ一大出費が、教育資金です。大学卒業までに一人当たり1,000万円以上かかるとされています。ただし、これはすべて国公立に自宅から通った場合です。私立大学の理系で下宿すると、さらに約500万円が必要となります。公立の場合、小学校から高校までは授業料は原則無料ですが、教材や給食、塾などの費用を合わせると一人当たり年間33万(月額約3万円)~49万円(同約4万円)ほどが必要となります。
やりくりが厳しくてもためておきたいのが児童手当です。所得制限はありますが、子ども一人につきゼロ歳から中学卒業まで国から毎月定額が支給されています。生まれ月によって違いますが、約200万円(第三子からは計約260万円)が受け取れます。将来の大学への進学のために、使わずに全額取っておくことも必要となります。また、入学や進学時に満期の学資金を受け取る学資保険もあります。

(2018年12月13日 東京新聞)
(吉村 やすのり)

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