日本経済新聞の調査によれば、2019年卒対象のランキングでは、文系では全日本空輸(ANA)、理系ではソニーが、前年に引き続き首位を維持しています。文系はトップ10までに航空、金融、旅行、電子・電気機器、商社などが入っています。一方、理系では、食品が6社入りました。いずれも業界を代表する大手企業がランクインしています。
企業選択理由で回答が集中した項目は、「やりたい仕事ができそう」です。文系男子・女子、理系女子のカテゴリーで最多でした。一方、理系男子では安定しているが、やりたい仕事を上回り、最多でした。文理・男女によって多少順位に違いはあるものの、上位の項目は、やりたい仕事、安定している、業界上位であるが共通して挙がっています。最近は、企業イメージという曖昧なものより、経営の安定や業界順位という実質を重視する流れがあるといえます。
(2018年4月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)