文部科学省の調査によれば、2040年度の大学進学者数は、2017年度より2割少ない約50万6,000人になると推計されています。大学進学率は57%に増えますが、少子化の進行に追いつかず、入学定員の充足率は現状の104%から84%に落ち込む見通しです。18歳人口は2017年度の119万8,290人から2040年度は88万1,782人に減るとされています。
進学率は、2017年度が52.6%(男子55.9%、女子49.1%)で、2040年度には57.4%(男子58.4%、女子56.3%)になると推計されています。女子の伸び率が男子に比べて高く、全体では4.8ポイント増えます。進学者数は2017年度が62万9,733人で、2040年度は19.6%減の50万6,005人になるとされています。全体の入学定員約60万3,300人がそのまま維持された場合、定員を充足できない大学が増加し、地方だけでなく、比較的多くの学生が集まる都内の大学にも影響し、大学の淘汰が進むと思われます。
(2018年2月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)