公益財団法⼈1more Baby応援団は、2013年より、夫婦の出産意識調査を実施しています。今回は子育てに関する「2人目の壁」と「小1の壁」についての実態調査を行っています。
本調査は、今年で11年⽬を迎えました。年間の出⽣数は、調査を開始した2013年と2021年を⽐較すると、20万⼈以上減少しました。この間、育児休業給付⾦の⽀給額の引き上げや幼保無償化など、様々な対策が⾏われ、そして現在、政府は「次元の異なる少⼦化対策」を検討しています。このような状況の中で⾏われた今年の本調査の結果では、「2⼈⽬の壁」を感じる⼈の割合は過去10年で最⾼となり、⽇本は⼦どもを育てやすい国に近づいていないと回答した⼈の割合は過去最⾼(2017年から設問)となりました。残念ながら、欲しい数だけ⼦どもを産み育てられる社会には、遠く及んでいないことが分かりました。
http://stg-wp.1morebaby.jp/report-shussan.html
(2023年5月31日 公益財団法⼈1more Baby応援団)
(吉村 やすのり)