女性の出産前後の就業をめぐる状況はをみると、2005年から2009年に第1子を出産した既婚女性で、第1子の出産前に就業していた女性のうち、出産後に就業継続した女性は約4割にとどまっています。また第1子の出産前に正規の職員であった女性のうち、出産後に就業を継続した割合は52.9%であるのに対し、パート職員であった女性のうち就業を継続した割合は18.0%にすぎません。
妊娠・出産前後に退職した女性の約4分の1が、仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで止めたとしており、出産によって女性の就労継続が厳しくなることがうかがえます。
(平成27年度少子化社会対策白書)
(吉村 やすのり)