BMIの無月経や疲労骨折に及ぼす影響
BMI別の比較では、アスリートの無月経率(左)は、BMI 17.5未満が26.5%、BMI 17.5~18.5が20.3%であり、正常BMI (18.5~25.0) 群に比し有意に高値でした。アスリートの既往疲労骨折率〔右〕は、BMI 17.5未満が41.2%、BMI 17.5~18.5が36.7%で、BMI (18.5~25.0) 群に比し有意に高値を示しました。
BMI低値群で疲労骨折率や無月経率が有意に高いことより、原因としては、オーバートレーニング、栄養の摂取不足、あるいは競技特性による痩せ体系の追及の可能性が高いと考えられます。女性アスリ-トに対して、月経状態の把握のみならず、栄養管理のヘルスケアが重要であることが明らかになりました。
(吉村 やすのり)