女性医療フォーラムが、京王プラザホテルでハイブリッド形式で開催されました。今回は、頭痛とPMSをテーマとして取り上げました。
愛仁会千船病院の稲垣美恵子先生には、産婦人科医の日常臨床でよく遭遇する頭痛について、診断のポイントならびに治療を大変分かりやすく解説いただきました。また、近畿大学東洋医学研究所所長の武田卓先生からは、御専門のPMSやPMDDを中心に、思春期や性成熟期女性の月経に伴う様々な症状について御講演いただきました。PMSやPMDDは、近年わが国でも増加傾向にありますが、その診断は難しく症状に適した治療を施すことが必要になります。病態をよく理解した上での治療が大切であることを強調されておりました。
お二人の先生の御講演は、ともに女性医学領域でもその診断と治療が難しい疾患でしたが、その病態を理解する上で大変有意義なお話しでした。
(吉村 やすのり)