各省序における幹部公務員の女性の割合が3%に達したとの報道があった。安倍内閣は成長戦略の柱に女性の活用を掲げており、今後ますます登用の機会が増加すると考えられる。
医療の社会でも女性医師は30%前後を占めているが、現在のところ指導 的立場に就く人が極めて少ない。能力のある女性医師が多いのに妊娠や出産、さらには育児を機に職場を離れる人が多い。全国に80大学があるが、産婦人科の責任者を務める女性教授は2名のみであるため、学会における理事も少ない。しかしながら、日本産科婦人科学会運営には多くの女性医師を登用するように努めており、まず“隗より始めよ”である。
(吉村 やすのり)