2019年統一地方選前半戦が終わりました。7日に投開票された41道府県議選で、女性の当選者が過去最多の237人となり、定数(2,277)に占める割合も10.4%と初めて1割を超えました。しかし、昨年施行の候補者男女均等法で女性議員の増加が期待されたものの、前回の9.1%から1.3ポイント増にとどまっています。
政党別の女性当選者をみると、自民公認は41人で、当選者に占める割合は3.5%。共産党の51.5%、立憲民主党の24.6%、国民民主党の14.5%に比べ、自民の低さが際立っています。議会を社会と同じ男女半々にするには、政党が女性候補の育成や擁立により一層本腰を入れることが大切です。またクオータ制導入も真剣に考えることも必要となります。
(2019年4月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)