お母さんの体重は、お腹の中の赤ちゃんがすくすく育つのに合わせて増えます。羊水、胎盤、そして体中を流れる血液量も通常の約1.5倍に増え、さらに子宮や皮下脂肪なども増加します。全部足すと平均で約11㎏です。全て赤ちゃんの成長に欠かせないものです。出産後は赤ちゃんの分の重さが減り、羊水や胎盤が出て、そして血液量も徐々に戻っていきます。
妊娠中の推奨体重増加量は、体重と身長から計算される体格指数であるBMIの値により異なります。妊娠前のBMIが18.5以上25.0未満の標準体重の場合は、7~12㎏の増加が丁度良いとされています。
(Anetis 2019 Winter)
(吉村 やすのり)