総務省の発表によれば、15歳未満の子供の推計人口は、前年より20万人少ない1,512万人で、39年連続の減少です。総人口の1億2,596万人に占める割合は、0.1ポイント減の12.0%で46年連続で低下しています。現在の調査方法となった1950年以降で、人数、割合ともに最少を更新しています。
内訳は、男子が774万人、女子は738万人で、男女ともに前年比10万人減です。3歳ごとの年齢区分では、0~2歳が275万人で最も少なく、最も多いのは12~14歳で、321万人でした。人口4千万人以上の32カ国のうち、日本の子どもの割合である12.0%は、韓国の12.4%を下回り最低です。日本は65歳以上が28.6%を占めています。人口に占める割合では、最も高いのが沖縄の16.9%で、滋賀の13.8%、佐賀の13.5%と続いています。最も低かったのは秋田の9.8%でした。少子化に全く歯止めがかかっていません。今後、コロナ禍で子どもをもつことを躊躇するカップルが増えることが懸念されます。
(2020年5月5日 中日新聞)
(吉村 やすのり)