スポーツ庁によれば、50m走や握力など実技8種目の結果を点数化した体力合計点は、小5女子が過去最低を更新しています。中2男子は2023年度より改善し、新型コロナウイルス禍前の水準に戻っています。小5男子と中2女子はほぼ横ばいでした。中2に比べて小5の改善がみられません。生活習慣を確立する時期が、コロナ禍と重なったことが影響している可能性があります。
1日1時間に相当する週420分以上の割合が、2023年度に比べ小学校で上昇しています。中学は男子が変わらず、女子は低下しています。テレビやスマートフォン、ゲーム機などの平日1日当たりの視聴時間が3時間以上の割合は、小中で男女とも増えています。
(2024年12月21日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)