11月8日、衆議院第一議員会館国際会議室において、子宮頸がんサミット2018が開催されました。
子宮頸がんの発症率は、過去20年近くにわたって増加しています。年間約1万人(上皮内がんを含めると約3万人)が子宮頸がんを発症し、年間約3,000人が子宮頸がんで亡くなっています。働き盛りで結婚、出産の適齢期であり、子育て世代の20代、30代の女性がかかりやすい子宮頸がんは、少子高齢化、人口減少の進む日本社会や経済への影響が著しく大きい疾患です。
また子宮頸がんは、唯一ほぼ100%予防が可能ながんとして、ワクチンと検診の対策に科学的な根拠が得られているにもかかわらず、予防手段選択のための正しい情報や知識が一般的に認識されていない現状があります。科学的な事実の整理と啓発を目的とした「子宮頸がんサミット2018」が開催されました。
前総務大臣の野田聖子衆議院議員をはじめ、医療関係者のみならず、多数の市民の皆様が参加され、子宮頸がんの正しい情報や科学的エビデンスを知る上で、実りあるサミットになりました。
(吉村 やすのり)