厚生労働省は、子宮頸がんワクチンの接種を受けた女性が副作用とみられる健康被害を訴えている問題で、患者の追跡調査した結果を発表しています。それによれば、約1割にあたる186人の症状が回復していないとされています。
2009年から2014年11月までに、推定で約338万人が接種を受けています。医師らを通じ、接種後に全身の痛みなど副作用の疑いが報告されたのは、2584人の約0.08%です。その後、病態が判明した1739人のうち186人は、頭痛や倦怠感、関節や筋肉の痛みなどの症状が、現在でも回復していないとしています。
(2015年9月18日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)