学童保育

 厚生労働省によれば、学童保育を希望して入れなかった待機児童数は、昨年51日時点で17,203人に達しています。5年連続の増加で、過去最高を更新しました。施設数は増えていますが、利用希望者の増加に追いつかない状況は、保育園の待機児童問題と同じです。公設学童の保育料は、おおむね月1万円以下です。
 自治体が運営する公設学童では足りず、企業が運営する民間学童にも人気が集中しています。3歳から予約が必要なところも多く、競争が過熱しています。民間学童では、月に5万円以上かかる施設も珍しくありません。民間学童は公設学童よりも開所している時間が長く、英語や体操教室といった習い事の代わりになるプログラムを受けられます。多様なニーズに応えている点も民間学童に人気が集まる理由となっています。

(2017年8月29日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。