家事と育児の分担

育児休業制度とは、分娩後最長で子どもの1歳半まで仕事を休める制度です。最初の6ケ月は賃金の67%、それ以降は50%の給付金を受けることができます。厚生労働省によると、給付を受けた人は2004年度の約11万人から増え続け、2013年度には約26万人に達しています。1110月からの1年間に子どもが生まれた家庭で、1310月まで育児取得率は、女性83%に対し、男性は2%にとどまっています。

 女性が子育てをしながら仕事を両立するためには、夫の協力が必須です。そのためには、夫婦で家事と育児の分担チェックシ-トを作り、夫の分担予定を見える化することが大切です。夫婦が送り迎えを分担するのが基本になります。話し合いをせず、妻がタイプ1(送り迎え)、夫が同4(仕事のみ)というパターンは絶対にやめるべきです。週12回でも、タイプ2と同3を夫婦で交代することが望ましいと思われます。家事と育児を見える化することにより、女性の負担の多いことが、男性にも理解できようになると思います。

(2015年2月13日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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