小児病棟におけるWi-Fi環境の増加

 無線LAN(Wi-Fi)が使える小児病棟は増えています。小児がん患者会ネットワークが2021年に実施した調査と比較すると、病棟でインターネットが使えたは全体の81%と、前回の64%から増加しています。接続方法は、病棟の無線LAN((Wi-Fi)を利用が56%と前回の20%から増え、いずれも改善しています。

 しかし、通信速度を尋ねたところ、不安定だったが前回も今回も61~62%、速度が遅かったが32%とほぼ変わっていませんでした。学習で病院や院内学級のWi-Fiを利用は、前回の14%から32%になっています。友達との連絡や学校のオンライン授業などで安定した通信環境を望む声が多くみられます。

 Wi-Fiを整備し、使える病院が増えていますが、通信状況が悪いという課題が改善されていません。オンラインで学校や友人とつながることは復学や精神面のサポートに重要で、子どもや家族の辛い状況も和らぎます。さらなる環境整備が必要になります。

(2025年6月6日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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