少子化による大学の変革の波

急速な少子化により、大学全体にも変革が求められています。2050年の入学者数は現在より約13万人減少します。現在の大学の総入学定員は62万6,532人で、このまま維持された場合、定員の2割分が埋まらなくなります。



政府によるデジタルやグリーンなど成長分野の人材育成強化を追い風に、大学は生き残りをかけて理系への転換を図っています。文系の学生が多かった日本の大学構造に、大きな変革の波が押し寄せています。文部科学省の理工農系学部・大学院を拡充する支援事業に、延べ118校の国公私立の大学・高専が選定されています。国立大学も大学院や学部の定員を増やし、理系教育や研究の体制強化を図っています。

(2023年7月23日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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