少子化をめぐる現状―Ⅵ

女性の年齢別出生率
女性の年齢別出生率をみると、そのピークの年齢と出生率は、1975年は25歳で0.22、1990年は28歳で0.16、2005年は30歳で0.10と推移し、ピークの年齢は高くなり、当該年齢の出生率は低下したものの、2017年は30歳で0.11とピークの年齢の出生率はやや上昇しています。
合計特殊出生率の1970年以降の低下については、例えば25歳時点の出生率を比べてみると、1975年は0.22でしたが、2005年は0.06に大幅に下がるなど、20歳代における出生率が低下したことが一因であると考えられます。また、近年の合計特殊出生率の微増傾向については、例えば35歳時点の出生率を比べてみると、2005年は0.06でしたが、2017年は0.08となるなど、30~40歳代の年齢別出生率の上昇を反映したものと考えられます。

(平成30年度少子化の状況及び少子化への対処施策の概況)
(吉村 やすのり)

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