少子化を考えるシリーズ Ⅱ 婚姻数と婚姻率の推移

男女ともに初婚年齢が遅れると同時に、生涯未婚率も上昇している。2010年のデータでは、男性と女性の生涯未婚率は、それぞれ20.1%と10.6%で、この未婚化の傾向はさらに進行していくと考えられる。この未婚率の上昇は、人口問題研究の見地からすれば、「再生産」に関わらない人達が多くなってゆくことを示している。これに伴い、婚姻数ならびに婚姻率は、年々ともに減少している(図参照)。

つまり、人口学の見地からは、この未婚化が少子化の主因の一つであると考えられる。

(吉村 やすのり)

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