岐阜大学の医学部3年生の成育コースで、「生命倫理を考える―生殖医療の進歩の中で―」と題して、講義をさせていただきました。近年の生殖医療の進歩には目覚ましいものがありますが、様々な社会的・倫理的・法的な問題が提供されています。生殖医療の進歩の中で、学生諸君にも生殖医療を通して子どもをもつことの意味を考えてほしいとの思いから、この学生講義を引き受けさせていただいています。菅内閣が、少子化対策の一環として不妊治療の保険化を取り上げています。この点についても言及させていただきました。
久しぶりの対面学生講義でしたが、学生の反応ぶりを見ることができる講義は、彼らの理解度や関心度を計る上で、今後の講義の仕方を勉強するのに大変役に立ちます。少人数であればオンライン授業でも可能ですが、学生講義は対面に限ります。
(吉村 やすのり)