岐阜県は、新年度からがん治療で生殖機能を失う恐れのある若い世代に精子や卵子などを凍結保存する費用の一部を助成する方針を固めました。同様の助成制度を設けている都道府県は滋賀県と京都府のみで、3例目となります。
対象は、男女とも申請時点で43歳未満の県内在住者で、1人1回を限度に精子の凍結に3万円、卵子、受精卵、卵巣組織の凍結に20万円を助成します。これにより、実費の3分の1から2分の1程度に医療費を軽減できます。こうした助成が全国に広がることを切に願っています。
(2018年2月7日 岐阜新聞(県内版))
(吉村 やすのり)